まげ

冒頭文

ちいさい頃から、いろいろの髷を考案して近所の幼友達にそれを結ってあげ、ともにたのしんだのがこうじて、年がつもるにしたがって女の髷というものに興味を深くもつようになった。 ひとつは私の画題の十中の八、九までが美人画であったために、女と髷の不可分の関係にあった故でもあろう——髷については、画を描く苦心と平行して、それを調べていったものである。 私自身は二十歳すぎから櫛巻のぐるぐるま

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 青眉抄・青眉抄拾遺
  • 講談社
  • 1976(昭和51)年11月10日