よる

冒頭文

日が暮れて子供達(たち)が寝床へゆく時間になったのに、幹子(みきこ)は寝るのがいやだと言って、お母様を困らせました。 「さあ、みっちゃんお寝(やす)みなさいな。雛鳥(ひなどり)ももうみんな寝んねしましたよ」 お母様は、幹子に寝間着を着せながら仰言(おっしゃ)いました。 「みっちゃんが夕御飯たべてる時に、親鳥が コ コ コ って言って雛鳥を寝かしていましたよ」 「だってあたし眠く

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 童話集 春
  • 小学館文庫、小学館
  • 2004(平成16)年8月1日