だれが・いつ・どこで・なにをした
誰が・何時・何処で・何をした

冒頭文

二人の小さな中学生が、お茶の水橋の欄干にもたれて、じっと水を見ていました。 「君、この水はどこへ往(い)くんだろうね」 「海さ」 「そりゃ知ってるよ。だけど何川の支流とか、上流とか言うじゃないか」 「これは、神田川にして、隅田川に合(がっ)して海に入るさ。」 「そう言えば、今頃(いまごろ)は地理の時間だぜ、カイゼルが得意になって海洋奇談をやってる時分だね」 Aの方の学生がずるそ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 童話集 春
  • 小学館文庫、小学館
  • 2004(平成16)年8月1日