こくごそんちょう
国語尊重

冒頭文

一 國語は國民の神聖なる徽章 元來(ぐわんらい)わが日本語(にほんご)は甚(はなは)だ複雜(ふくざつ)なる歴史(れきし)を有(いう)する。 大體(だい〳〵)に於(おい)てその大部分(だいぶぶん)は太古(たいこ)より傳來(でんらい)せる日本固有(にほんこいう)の言語(げんご)及(およ)び漢語(かんご)をそのまゝ取(と)り入(い)れたもの、またはこれを日本化(にほんくわ)したもので、一

文字遣い

旧字旧仮名

初出

「東京日日新聞」1925(大正14)年1月

底本

  • 木片集
  • 萬里閣書房
  • 1928(昭和3)年5月28日