おやゆびひめ
おやゆび姫

冒頭文

むかし、一人の女の人がいました。その女の人はかわいい子どもをさずかりたいと思っていました。けれども、願(ねが)いはいっこうにかないませんでした。心から強く願っても、かないませんでした。日々をすごすうち、ついにいてもたってもいられなくなって、魔法(まほう)使いのおばあさんのところへ行きました。 女の人は言いました。「かわいい子どもがほしいのです。どうしてもほしいのですが、どうにもならないの

文字遣い

新字新仮名

初出

底本