にせんろっぴゃくねんししょう
二千六百年史抄

冒頭文

序 今年の初(はじめ)、内閣情報部から発行してゐる「週報」から、最も簡単な日本歴史を書いてくれとの註文を受けた。多くの史学者に頼まず、僕を選んだのは、なるべく大衆に読ませようとの意図からであらう。 僕は、史学者でもない、歴史研究者でもない。しかし、歴史を愛し、歴史上の諸人物に親しみを持つ点に於ては、多く人後に落ちないつもりである。殊に、僕個人として、二千六百年を記念する意味で、

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 菊池寛全集 第十八巻
  • 高松市菊池寛記念館、文藝春秋
  • 1995(平成7)年4月15日