きょういくのもくてき
教育の目的

冒頭文

今日世界各國の人の學問の目的とする所には種々あるが、普通一般最も廣く世界に行はれて居る目的は、各自の職業に能く上達するにある。マア職業教育とでも言はうか。或はモウ一層狹く云ふと、實業教育と云ふのが、能く其の趣意を貫いて居るやうである。子弟を教育する其の目的は、先づ十中の七八迄職業を求むるに在る。殊に日本に於いては職業を得る爲に教育を受くる者が多い、百中の九十九まではさうかと思はれる。昔はどうであつ

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 明治文學全集 88 明治宗教文學集(二)
  • 筑摩書房
  • 1975(昭和50)年7月30日