にっき 12 せんきゅうひゃくにじゅうろくねん(たいしょうじゅうごねん・しょうわがんねん) |
| 日記 12 一九二六年(大正十五年・昭和元年) |
冒頭文
一月一日 (金曜)晴 昨夜おそいので眠し。然し、今年からは九時起床の約束だから先ず起きる。女中が晴着を着て居るから、まあ正月という気がするが、大して元旦らしくもなし。まねのおとそ。雑煮、それでも色彩だけは仰山な口とりもつけて出した。起きたときは曇って居たがやがてよい元旦となる。小さい一人の男の子「新年おめでとう」「おやすみなさい」と教わったばかりと見えいく度もくりかえして居る声す。温泉宿での元朝は
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- 宮本百合子全集 第二十四巻
- 新日本出版社
- 1980(昭和55)年7月20日