にっき 10 せんきゅうひゃくにじゅうよねん(たいしょうじゅうさんねん) |
| 日記 10 一九二四年(大正十三年) |
冒頭文
一月一日 火 晴 朝寒く、午後暖か。林町の人々は二日に常盤館に出かけるので今日ぜひ会いたかった。けれども風邪がなおり切らないので、Aに電話をかけて貰って中止する。一日家居、「都会の憂鬱」をよんでしまう。 つづいて、「我が一九二二年」も。自分が忘れて居る、或は知らない日本、支那——東洋の芸術的雰囲気の美を感じら((ママ))せられる。野上彌生氏からは忍耐や根気づよさをおそわり、佐藤春夫からは本当
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- 宮本百合子全集 第二十三巻
- 新日本出版社
- 1979(昭和54)年5月20日