にっき 08 せんきゅうひゃくにじゅうにねん(たいしょうじゅういちねん) |
| 日記 08 一九二二年(大正十一年) |
冒頭文
一月一日 (日曜)晴 昨夜、二時頃吉田さんの処から帰って来ると、神保町で停電し、とうとう春日町まで歩いた。あめがポツポツ降り出して来たのでいそいで歩き、ひどく疲れる。 眠ったのは五時頃だろうか、今朝は、四方拝のおことわりで、早く起きたので、半分頭が曇って居る。何も徹夜の覚悟をしなくてもよさそうなのに妙なものなり。 林町では、両親、スエ子と常盤館に行かれたので、自分の苦痛は余程軽められた。年始
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- 宮本百合子全集 第二十三巻
- 新日本出版社
- 1979(昭和54)年5月20日