にっき 07 せんきゅうひゃくにじゅういちねん(たいしょうじゅうねん)
日記 07 一九二一年(大正十年)

冒頭文

一月予記表「黄銅時代」第一完成 一月一日 (土曜)晴 寒 昨日夕方の六時頃漸々(ようよう)自分は此丈は間違わずにやってしまい度いと思って居た、「黄銅時代」の第一部の初稿を終った。 百六十枚ほどに成り、厚くどっしりと机にのって居るのを見ると、心がよろこびで跳った。よい来年の首途。其から林町へお年越しに行き、夕飯を御馳走になってから十二時過に帰った。 昨日の朝から降り積っ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 宮本百合子全集 第二十三巻
  • 新日本出版社
  • 1979(昭和54)年5月20日