にっき 03 せんきゅうひゃくじゅうろくねん(たいしょうごねん)
日記 03 一九一六年(大正五年)

冒頭文

一月一日 (土曜) 書信大久保明子 読書私は今日一日何も読まなかった事を恥じる。 之から新らしい一年が始まると云う事については又新らしい幸福な勇気が自分に湧き上って来るのを感じる。 久米さんが来てこの間から私の頭をなやまして居た人類の愛と云う事について話が出た。母としての人の云う事、一人の男として思う事をのべる人との間には異った点があんまり大きい。 自分

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 宮本百合子全集 第二十三巻
  • 新日本出版社
  • 1979(昭和54)年5月20日