べいこくじゅんかいぶんこきげんおよびはったつ |
米国巡回文庫起源及び発達 |
冒頭文
明年度より秋田図書館においては巡回文庫を開始し、大館(既設)及び能代、大曲、横手(未設)の四郡立図書館に各弐百円を県税より補助せらるることとなりたれば、秋田図書館は、巡回文庫の駐在所を得べく、郡立図書館は、巡回文庫によりて図書の供給を得べく、彼此相待て地方の知識開発上、その益少からざるべし。殊に巡回文庫は、未だ本邦に例なきが故に、今、当事者の調査したる米国巡回文庫中の一節を抄録して、本誌に収めて読
文字遣い
新字新仮名
初出
「秋田県教育会雑誌 第一一五号」1902(明治35)年2月
底本
- 個人別図書館論選集 佐野友三郎
- 日本図書館協会
- 1981(昭和56)年9月7日