ばくまついしんかいこだん 24 ほったわらへひっこしたころのはなし
幕末維新懐古談 24 堀田原へ引っ越した頃のはなし

冒頭文

私は結婚後暫(しばら)く親の家へ帰っていた。ちょうどそれを境にして彼(か)の金谷おきせさんは穀屋の店を畳んで堀田原(ほったわら)の家に世帯を引き取りました。 この家は私が戸主で、養母が住んでいるけれども、それはほんの名義だけのことであるから、万事は師匠の意見、またお悦さんおきせさんなど姉妹(きょうだい)の都合の好いままに任せ、私は自分の家なる前回度々(たびたび)申した彼の源空寺門前の親た

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 幕末維新懐古談
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1995(平成7)年1月17日