かぜのまたさぶろう |
風の又三郎 |
冒頭文
どっどど どどうど どどうど どどう 青いくるみも吹きとばせ すっぱいかりんも吹きとばせ どっどど どどうど どどうど どどう 谷川の岸に小さな学校がありました。 教室はたった一つでしたが生徒は三年生がないだけで、あとは一年から六年までみんなありました。運動場もテニスコートのくらいでしたが、すぐうしろは栗(くり)の木のあるきれいな草の山でしたし、運動場のすみにはごぼごぼつ
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- 童話集 風の又三郎
- 岩波文庫、岩波書店
- 1951(昭和26)年4月25日、1967(昭和42)年7月16日 第24刷改版