こくぶいちたろうくんのしごと
国分一太郎君の仕事

冒頭文

国分一太郎君が、私と親しくなったのは、昭和二年、同君が師範の三年で、私が師範の専攻科時代に始まる。その頃二人は、同じ汽車のなかで短歌を語ったり、万葉を語ったりしていた。それから十年あまり、私と国分君とは兄弟以上の親しさになり、よろこびもかなしみも、ほろにがい生活の味もともにかみしめてきた。 佐々木昂さんは、国分のことについて語るならば私が一番よいといっていられるが(教育週報)実は知りすぎ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 村山俊太郎著作集 第三巻
  • 百合出版
  • 1968(昭和43)年4月5日