まつのは
松の葉

冒頭文

一 「團子(だんご)が貰(もら)ひたいね、」 と根岸(ねぎし)の相坂(あひざか)の團子屋(だんごや)の屋臺(やたい)へ立(た)つた。……其(そ)の近所(きんじよ)に用達(ようたし)があつた歸(かへ)りがけ、時分時(じぶんどき)だつたから、笹(さゝ)の雪(ゆき)へ入(はひ)つて、午飯(ひる)を濟(す)ますと、腹(はら)は出來(でき)たし、一合(いちがふ)の酒(さけ)が好(よ)く利(き)い

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 鏡花全集 巻二十七
  • 岩波書店
  • 1942(昭和17)年10月20日