じゅうまんごく
十万石

冒頭文

上 こゝに信州(しんしう)の六文錢(ろくもんせん)は世々(よゝ)英勇(えいゆう)の家(いへ)なること人(ひと)の能(よ)く識(し)る處(ところ)なり。はじめ武田家(たけだけ)に旗下(きか)として武名(ぶめい)遠近(ゑんきん)に轟(とゞろ)きしが、勝頼(かつより)滅亡(めつばう)の後(のち)年(とし)を經(へ)て徳川氏(とくがはし)に歸順(きじゆん)しつ。松代(まつしろ)十萬石(じふまんご

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 鏡花全集 巻二十七
  • 岩波書店
  • 1942(昭和17)年10月20日