てがみ よん
手紙 四

冒頭文

わたくしはあるひとから云(い)いつけられて、この手紙を印刷(いんさつ)してあなたがたにおわたしします。どなたか、ポーセがほんとうにどうなったか、知っているかたはありませんか。チュンセがさっぱりごはんもたべないで毎日考えてばかりいるのです。 ポーセはチュンセの小さな妹ですが、チュンセはいつもいじ悪(わる)ばかりしました。ポーセがせっかく植(う)えて、水をかけた小さな桃(もも)の木になめくじ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • ポラーノの広場
  • 角川文庫、角川書店
  • 1996(平成8)年6月25日