てがみ さん
手紙 三

冒頭文

普通(ふつう)中学校などに備(そな)え付(つ)けてある顕微鏡(けんびきょう)は、拡大度(かくだいど)が六百倍(ばい)乃至(ないし)八百倍ぐらいまでですから、蝶(ちょう)の翅(はね)の鱗片(りんぺん)や馬鈴薯(ばれいしょ)の澱粉粒(でんぷんりゅう)などは実(じつ)にはっきり見えますが、割合(わりあい)に小さな細菌(さいきん)などはよくわかりません。千倍ぐらいになりますと、下のレンズの直径(ちょっけい

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • ポラーノの広場
  • 角川文庫、角川書店
  • 1996(平成8)年6月25日