あるのうがくせいのにっし
或る農学生の日誌

冒頭文

序 ぼくは農(のう)学校の三年生になったときから今日まで三年の間のぼくの日誌(にっし)を公開(こうかい)する。どうせぼくは字も文章(ぶんしょう)も下手(へた)だ。ぼくと同じように本気に仕事(しごと)にかかった人でなかったらこんなもの実(じつ)に厭(いや)な面白(おもしろ)くもないものにちがいない。いまぼくが読み返(かえ)してみてさえ実に意気地(いくじ)なく野蛮(やばん)なような気のすると

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • イーハトーボ農学校の春
  • 角川文庫、角川書店
  • 1996(平成8)年3月25日