きゅうぶんにほんばし 05 だいまるごふくてん
旧聞日本橋 05 大丸呉服店

冒頭文

——老母のところから、次のような覚書をくれたので、「大丸」のことはもっと後にゆっくりと書くつもりだったが、折角の志ゆえそのまま記すことにした。 小伝馬町(こでんまちょう)三丁目のうなぎやは(近三(きんさん))明治廿四、五年ごろまであったと思います。 大伝馬町四丁目(この一町だけ通(とおり)はたご町)大丸呉服店にては一月一日表戸を半分おろして、店を大広間として金屏風(きんびょうぶ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 旧聞日本橋
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1983(昭和58)年8月16日