がくしゃアラムハラドのみたきもの
学者アラムハラドの見た着物

冒頭文

学者(がくしゃ)のアラムハラドはある年十一人の子を教えておりました。 みんな立派(りっぱ)なうちの子どもらばかりでした。 王さまのすぐ下の裁判官(さいばんかん)の子もありましたし農商(のうしょう)の大臣(だいじん)の子も居(い)ました。また毎年じぶんの土地から十石(こく)の香油(こうゆ)さえ穫(と)る長者(ちょうじゃ)のいちばん目の子も居たのです。 けれども学者のアラ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • インドラの網
  • 角川文庫、角川書店
  • 1996(平成8)年4月25日