へびいちご
蛇いちご

冒頭文

林の中に行つてみると、紅のいろをした美しい蛇(へび)いちごが生(な)つてをります。 「蛇いちごを食べてはいけないよ。あれは毒ですからね。あれを食べると、体は溶けて水になつてしまひますよ。」 お母さん達(たち)はかう子供に教へます。恐しい毒な蛇いちご、みかけは大変美しくて、人の体をとかしてしまふ蛇いちご。本当にさうなんでせうか? 私(わたし)は知りません。けれどもこんな話がつたはつてをるので

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 日本児童文学大系 第一一巻
  • ほるぷ出版
  • 1978(昭和53)年11月30日