さがしもの
さがしもの

冒頭文

文吉(ぶんきち)は、ある夏休の末のこと、親不知子不知(おやしらずこしらず)の海岸に近い、従兄(いとこ)の家へあそびに行きました。 そして、毎日従兄(いとこ)と一緒に、浜へつれて行つてもらつて、漁夫(れふし)たちの網をひくのを見たり、沖の方に、一ぱいにうかぶ帆舟を眺(なが)めたりしました。磯(いそ)にうちよせてくる小波(さざなみ)に、さぶ〳〵足を洗はせながら、素足で砂の上を歩くのは、わけて

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 日本児童文学大系 第九巻
  • ほるぷ出版
  • 1977(昭和52)年11月20日