せみのこもりうた
蝉の子守唄

冒頭文

ねん〳〵よ。おころりよ。ころ、ころ、ころ、ころ、おころりよ。 ねん〳〵よ。おころりよ。おゝしいつく〳〵、ねんねしな。 ねん〳〵よ。おころりよ。みん、みん、みん、みん、ねんねしな。 ねん〳〵よ。おころりよ。かな、かな、かな、かな、ねんねしな。 ねん〳〵よ。おころりよ。めんめが覚めたら、何あげよ。 おつぱい、おつぱい、おいしいおつぱい。好い兒の坊やのおいしいおつぱい。 おあがり

文字遣い

新字旧仮名

初出

「金の星」金の星社、1925(大正14)年5月

底本

  • 日本児童文学大系 第九巻
  • ほるぷ出版
  • 1977(昭和52)年11月20日