ひかる
ひかる

冒頭文

ひるはどこもがひかるんだ。 みてるとどこもがひかるんだ。 ぼうしのひさしがひかるんだ。 たれのひさしもひかるんだ。 フツトボールがひかるんだ。 たかいおそらがひかるんだ。 せんせいのかほひかるんだ。 にこ〳〵としてひかるんだ。 せんだんのえだひかるんだ。 めをもつえだがひかるんだ。 こうていのこゑひかるんだ。 みんなのこゑがひかるんだ。 がつこうのそらひかるんだ。 みてる

文字遣い

新字旧仮名

初出

「赤い鳥」赤い鳥社、1931(昭和6)年6月

底本

  • 日本児童文学大系 第二八巻
  • ほるぷ出版
  • 1978(昭和53)年11月30日