りょうかんものがたり |
| 良寛物語 手毬と鉢の子 |
冒頭文
この本のはじめに 良寛(りやうくわん)といふ名前の坊さんが、今から百五十年ぐらゐ前に住んでゐた。この本にはその坊さんのことが書いてある。 君達の中には、西郷隆盛(さいがうたかもり)や、乃木大将や、ナポレオンや、ジンギスカンなどの本を読んだ者があるだらう。そしてさういふ子は、本といふものは、人間の中で偉かつた人、何か大きなてがらを残した人に就いて、書かれるものだといふことを、知つてゐるに違ひな
文字遣い
新字旧仮名
初出
「良寛物語手毬と鉢の子」学習社文庫、学習社、1941(昭和16)年10月
底本
- 日本児童文学大系 第二八巻
- ほるぷ出版
- 1978(昭和53)年11月30日