かつおつり
鰹釣り

冒頭文

父(とう)よ おいらも行(い)きてえな 大きな海のまんなかで おいらも鰹(かつを)が釣つてみてえな おいらも船にのりてえな まつてろ まつてろ その腕が樫(かし)の木のやうになるまで

文字遣い

新字旧仮名

初出

「おとぎの世界」文光堂、1920(大正9)年3月

底本

  • 日本児童文学大系 第一四巻
  • ほるぷ出版
  • 1977(昭和52)年11月20日