あひるさん と にわとりさん
あひるさん と にはとりさん

冒頭文

しんせつなあひるさんのおかあさん 1 にはとりさんが、あひるさんのところへあそびにゆきました。 あひるさんは、鉛筆を五本もなくしてしまつたので、こまつてゐます。 2 あひるさんは、にはとりさんにいひました。 「僕(ぼく)は、どうも鉛筆は、お池のなかにあるやうな気がするよ。」とお池のなかへとびこんでさがしはじめました。 3 には

文字遣い

新字旧仮名

初出

「子供之友」婦人之友社、1929(昭和4)年9、11~12月

底本

  • 日本児童文学大系 第二六巻
  • ほるぷ出版
  • 1978(昭和53)年11月30日