『どんぞこ』ノート |
| 『どん底』ノート |
冒頭文
『どん底』の解説(作品)演出方針帝政ロシア時代のモスクワの貧民街。木賃宿。最下層階級を形づくるある意味で孤立した社会の生態。希望を失ひ生活にひしがれたといふ共通の性格をもつた人間群のぬきさしならない、ギリギリの表情と叫び、を、一定の空間と時間の中に圧縮した動くタブロオ。 ドラマ的要素は、 一、ともかくも一つの事件を中心として、時が流れ、その時間の経過が人物一人一人の動きと心理とを引きずつて行く
文字遣い
新字旧仮名
初出
「文芸 第十一巻第五号」1954(昭和29)年5月1日
底本
- 岸田國士全集28
- 岩波書店
- 1992(平成4)年6月17日