しょかのげいじゅつかちりろんのひはん
諸家の芸術価値理論の批判

冒頭文

はしがき 私が「新潮」三月号に発表した「政治的価値と芸術的価値」は、私の頭に疑問として残されてゐた一つの問題を、雑然と、無秩序に、しかも甚だ例証的に、従つて、非常に単純化された姿に於いて、そして何よりも率直に、表白して、私自身その問題に対する一つのサジエツシヨンを試みつゝ、大方の示教を乞ふために書かれたものであつた。 多くの批評家と読者と先輩と友人とが、或は公けに、或は私に、この小

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 平林初之輔文藝評論全集 上巻
  • 文泉堂書店
  • 1975(昭和50)年5月1日