ひらのよしたろうあてしょかん 06 せんきゅうひゃくさんじゅうにねんろくがつむいか
平野義太郎宛書簡 06 一九三二年六月六日

冒頭文

御手紙拝見いろいろと御尽力感謝します。 御申越しの要項は御忘れになってゆかなかったようです。細川氏の原稿は今月中旬までには必ず脱稿して送るとの確答を得ております。玉城氏の方を至急御督促願います。氏のはすでに一端(ママ)できた原稿について、小生及び羽仁氏から数度に亘って詳細な批判と指示を与えてあり、三月中にでき上る約束で稿料も前渡ししてあるのですから、幕末史の報告がなされていないと云うような口実は

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 野呂栄太郎全集 下
  • 新日本出版社
  • 1994(平成6)年12月5日