ひらのよしたろうあてしょかん 02 せんきゅうひゃくさんじゅういちねんじゅうにがつにじゅうよっか |
平野義太郎宛書簡 02 一九三一年十二月二十四日 |
冒頭文
御手紙ありがたく拝見仕(つかまつ)りました。結構なる御見舞品まで賜(たま)わり御厚情の程感謝申し上げます。早速いただきましたが風味もよく非常に結構でございます。 編集会議にも研究会にもたびたび欠席仕り、何とも申訳ございません。御蔭でようやく熱も下りましたから、分担の分だけは期日通りに脱稿したいと思っております。しかしまだ予後がハッキリいたしませんから年内の上京は不可能だと思いますが、年が明けまし
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- 野呂栄太郎全集 下
- 新日本出版社
- 1994(平成6)年12月5日