もみのき
もみの木

冒頭文

まちそとの森(もり)に、いっぽん、とてもかわいらしい、もみの木がありました。そのもみの木は、いいところにはえていて、日あたりはよく、風とおしも十分(じゅうぶん)で、ちかくには、おなかまの大きなもみの木や、はりもみの木が、ぐるりを、とりまいていました。でもこの小さなもみの木は、ただもう大きくなりたいと、そればっかりねがっていました。ですから森のなかであたたかいお日さまの光のあたっていることや、すずし

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 新訳アンデルセン童話集第二巻
  • 同和春秋社
  • 1955(昭和30)年7月15日