ほらくまがっこうをそつぎょうしたさんにん
洞熊学校を卒業した三人

冒頭文

※ 赤い手の長い蜘蛛(くも)と、銀いろのなめくぢと、顔を洗ったことのない狸(たぬき)が、いっしょに洞熊(ほらくま)学校にはひりました。洞熊先生の教へることは三つでした。 一年生のときは、うさぎと亀(かめ)のかけくらのことで、も一つは大きいものがいちばん立派だといふことでした。それから三人はみんな一番にならうと一生けん命競争しました。一年生のときは、なめくぢと狸がしじゅう遅刻して罰を

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 新修宮沢賢治全集 第十一巻
  • 筑摩書房
  • 1979(昭和54)年11月15日