あのよからたよりをするはなし ――ざだんかいから――
あの世から便りをする話 ――座談会から――

冒頭文

僕の友達で人格も高く、学問の上からも尊敬され、友人からも非常に尊敬されていた男があったんです。それが不幸にして最愛の細君を失いました。 或る日、その友達が私の所へ来て、「『心霊研究会』というものがあって、其処に実に素晴しい霊媒(れいばい)が見付かった。自分は今まで研究をして居(お)ったけれども、これ以上の霊媒はない」事実、霊媒を通じて奥さんと話をすると、いろいろ符合する所があるそうで、例

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 海野十三全集 別巻2 日記・書簡・雑纂
  • 三一書房
  • 1993(平成5)年1月31日