わたしのこうりしょうどう
私の小売商道

冒頭文

序 私は商業に何の経験もなくて一商店主となったものであります。従って既往幾百年の間に、商人がその経験から受け継いで来た商売の掛引その他については、何の知識をも持っていないのであります。さらに在来の商人が伝来の風習によってかえって商人道の真髄に遠ざかる憾みあることを感じ、むしろ素人を以て誇りとするものであります。 また欧米諸国の商売振りについても、これを会得する機会を持ちませんで

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 相馬愛蔵・黒光著作集4
  • 郷土出版社
  • 1981(昭和56)年6月5日