やまうばのはなし
山姥の話

冒頭文

山姥(やまうば)と馬子(まご)       一 冬(ふゆ)の寒(さむ)い日でした。馬子(まご)の馬吉(うまきち)が、町(まち)から大根(だいこん)をたくさん馬(うま)につけて、三里(り)先(さき)の自分(じぶん)の村(むら)まで帰(かえ)って行きました。 町(まち)を出たのはまだ明(あか)るい昼中(ひるなか)でしたが、日のみじかい冬(ふゆ)のことですから、まだ半分(はんぶん)も来

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の諸国物語
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1983(昭和58)年4月10日