一 むかし、むかし、ある所(ところ)に、一人(ひとり)のおじいさんがありました。右(みぎ)のほおにぶらぶら大きな瘤(こぶ)をぶら下(さ)げて、始終(しじゅう)じゃまそうにしていました。 ある日、おじいさんは山へ木を切(き)りに行きました。にわかにひどい大あらしになって、稲光(いなびかり)がぴかぴか光(ひか)って、ごろごろ雷(かみなり)が鳴(な)り出(だ)しました。そのうち雨(あめ)がざあざあ降