おばすてやま
姨捨山

冒頭文

一 むかし、信濃国(しなののくに)に一人(ひとり)の殿様(とのさま)がありました。殿様(とのさま)は大(たい)そうおじいさんやおばあさんがきらいで、 「年寄(としより)はきたならしいばかりで、国(くに)のために何(なん)の役(やく)にも立(た)たない。」 といって、七十を越(こ)した年寄(としより)は残(のこ)らず島流(しまなが)しにしてしまいました。流(なが)されて行った島(し

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の諸国物語
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1983(昭和58)年4月10日