いっぽんのわら
一本のわら

冒頭文

一 むかし、大和国(やまとのくに)に貧乏(びんぼう)な若者(わかもの)がありました。一人(ひとり)ぼっちで、ふた親(おや)も妻(つま)も子供(こども)もない上に、使(つか)ってくれる主人(しゅじん)もまだありませんでした。若者(わかもの)はだんだん心細(こころぼそ)くなったものですから、これは観音(かんのん)さまにお願(ねが)いをする外(ほか)はないと思(おも)って、長谷寺(はせでら)という

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の古典童話
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1983(昭和58)年6月10日