なつめせんせいとたきたさん
夏目先生と滝田さん

冒頭文

私(わたし)がまだ赤門(あかもん)を出(で)て間(ま)もなく、久米正雄君(くめまさおくん)と一(いち)ノ宮(みや)へ行(い)った時(とき)でした。夏目先生(なつめせんせい)が手紙(てがみ)で「毎木曜日(まいもくようび)にワルモノグイが来(き)て、何(な)んでも字(じ)を書(か)かせて取(と)って行(ゆ)く」という意味(いみ)のことを云(い)って寄越(よこ)されたので、その手紙(てがみ)を後(のち)

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 大川の水・追憶・本所両国 現代日本のエッセイ
  • 講談社文芸文庫、講談社
  • 1995(平成7)年1月10日