じょせいのしょもんだい
女性の諸問題

冒頭文

一 女性と信仰 男子は傷をこしらえることで人間の文明に貢献するけれども、婦人はもっと高尚なことで、すなわち傷をくくることで社会の進歩に奉仕するといった有名な哲人がある。この人間の文化の傷を繃帯するということが、一般的にいって、婦人の天職なのではあるまいか。 何といっても男性は荒々しい。その天性は婦人に比べれば粗野だ。それは自然からそう造られているのである。それは戦ったり、創造したり

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 青春をいかに生きるか
  • 角川文庫、角川書店
  • 1953(昭和28)年9月30日、1967(昭和42)年6月30日43版