がくせいとせいかつ ――れんあい――
学生と生活 ――恋愛――

冒頭文

一 学窓への愛と恋愛 学生はひとつの志を立てて、学びの道にいそしんでいるものである。まず青雲(あおぐも)を望み見るこころと、学窓への愛がその衷になければならぬ。近時ジャーナリストの喧声はややもすれば学園を軽んじるかに見える。しかし今日この国に必要なのはむしろ新しき、健やけきアカデミーの再建である。学生にして学窓への愛とほこりとを持たぬことは自ら軽んじるものである。もとより私といえども今日学生

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 青春をいかに生きるか
  • 角川文庫、角川書店
  • 1953(昭和28)年9月30日、1967(昭和42)年6月30日43版