アラビヤンナイト 01 いち、アラジンとふしぎなランプ
アラビヤンナイト 01 一、アラジンとふしぎなランプ

冒頭文

昔、しなの都に、ムスタフという貧乏(びんぼう)な仕立屋が住んでいました。このムスタフには、おかみさんと、アラジンと呼ぶたった一人の息子(むすこ)とがありました。 この仕立屋は大へん心がけのよい人で、一生けんめいに働きました。けれども、悲しいことには、息子が大(だい)のなまけ者で、年が年じゅう、町へ行って、なまけ者の子供たちと遊びくらしていました。何か仕事をおぼえなければならない年頃になっ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • アラビヤンナイト
  • 主婦之友社
  • 1948(昭和23)年7月10日