ねこきちおやかた またのな ながぐつをはいたねこ |
| 猫吉親方 またの名 長ぐつをはいた猫 |
冒頭文
一 むかし、あるところに、三人むすこをもった、粉(こな)ひき男がありました。もともと、びんぼうでしたから、死んだあとで、こどもたちに分けてやる財産(ざいさん)といっては、粉ひき臼をまわす風車(ふうしゃ)と、ろばと、それから、猫(ねこ)一ぴきだけしかありませんでした。さていよいよ財産を分けることになりましたが、公証人(こうしょうにん)や役場の書記(しょき)を呼ぶではなし、しごくむぞうさに、一ばん上の
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- 世界おとぎ文庫(イギリス・フランス童話篇)妖女のおくりもの
- 小峰書店
- 1950(昭和25)年5月1日