河沿いの地面から、太陽はその透きとおった黄いろい光線をだんだんに引上げて行った。河端の烏臼木(うきゅうぼく)の葉はからからになって、ようやく喘ぎを持ち堪えた。いくつかの藪蚊は下の方に舞いさがって、ぶんぶんと呻った。農家の煙筒のけむりは刻一刻と細くなった。女子供は門口の空地に水を撒いて、小さな卓子(テーブル)と低い腰掛をそこに置いた。誰にもわかる。もう晩飯の時刻が来たのだ。 老人と男たちは腰掛の