プロレタリアぶんがくろん
プロレタリア文学論

冒頭文

こゝではプロレタリア文学の悪口をいふのではない。これを弁護しやうと思ふ。しかし私は一般にブルヂヨア作家と目されてゐる所より、お前などが弁護する必要がないといはれるかも知れない。 プロレタリア文学とは何であるか。これには色々の人がそれ〴〵異つた見解を述べてゐるが、私はプロレタリア文明の生んだ文学でブルヂヨア文明の生んだブルヂヨア文学と対比すべきものであると思ふ。しかし現在の社会にはプロレタ

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 芥川龍之介全集 第十二巻
  • 岩波書店
  • 1996(平成8)年10月8日発行