イプセンのにほんごやく
イプセンの日本語訳

冒頭文

感想といふところであるから、正確な材料によるものではないし、その上、そんな材料を集めたりすることに餘り興味を持たない私であるから、此處では、只永い年月、イプセンの日本語譯に接した折々に、感じたことを、思ひ出すまゝに書付けて見よう。 イプセン最初の紹介者は故坪内逍遙博士であつたといふが、私は知らない。私がイプセンの名を知つたのは、明治三十三年に發表せられた高安月郊譯『イプセン社會劇』からで

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 北歐の散策
  • 生活社
  • 1943(昭和18)年3月20日